過剰なケアと死を迎える パート2

昨日、SevenPonds.comで1周間前のインタビューの更新がありました。
それをご紹介いたします。

Why Are Patient’s and Physician’s Psychological Attributes Important in End-of-Life Care?

ここではどこまで終末医療に患者の言うことを聞き入れるかが課題になりました。
まず、終末医療でどういうものなのか?

終末医療は末期の人たちをどのように旅立ちをするかの医療とも言えます。
本人が死を迎えるための準備でもあるなか、周囲も準備を進めることでもある。

さて、ここで言う末期を迎える患者の身体と精神バランスがとっても重要だと言うことです。US Davisの調査ではよりよいケアを得た人たちは安らかに亡くなることが判明しています。

https://health.ucdavis.edu/publish/news/newsroom/6223

しかし、なぜより良いケアを得た人たちのほうが死亡率が高いのかは不明です。
それが、「満足度の費用」とでも言えるのだろうか?

医者が訴えられる場合は、技術があるのに最善を尽くさなかったことのほうが多い。
助けられるのに助けなかったとで裁判沙汰になるケースがほとんどである。
より望まない延命治療を行ったことで訴訟になることはあまりない。
この場合、治療費がないのに高額な延命治療を施したということで起きる場合や、すでに延命はするなとか遺書に記載されていたにも拘わらず行ったことで患者が苦しんだとか言う遺族の鬱憤晴らしで訴訟になる。

And there’s a fair amount of evidence — in fact, there’s a paper called “The Cost of Satisfaction” from UCD — where they detail some of the downsides of those decisions. They believe it causes physicians to make decisions that they wouldn’t otherwise make. These are ethical dilemmas that doctors have to deal with — the person isn’t going to live, but the family wants the doctor to do everything.

死ぬとわかっていながらより過剰なケアをさせないようにするには生前中、それも元気なときに遺書に明記していおくことが大切である。そして家族にもそれを納得させる必要がある。
税金対策の都合などえ生かされてしまうケースもあるので、それもきちんと家族と介護士と話し合うことが大切である。

葬儀屋さんとしては、自宅でお亡くなりになってもらうほうがありがたいのは安置所の心配がないからだ。
あとは、エンゼルケアと呼ばれる処置(綿詰めなど)を行うことが大切である。
病院では看護師がやってくれるがご自宅ではそれを出来る人は葬儀屋さんが主である。

 

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