お葬式の形式については、昨日の費用をどのように抑えるかにも関係します。
「一般葬・家族葬・直葬」どの形式が一番多いかご存じですか?
実は、これらの葬儀形式が選ばれる背景には、故人や遺族の「家族の想い」と、葬儀にかかる費用を考慮した「家計事情」が深く関わっています。
例えば、故人が生前、多くの人に囲まれて見送られたいと願っていた場合や、遺族が故人の生前の交友関係を大切にしたいと考える場合は、「一般葬」が選ばれることが多いです。
一般葬は、親族だけでなく、友人・知人、会社関係者など、幅広い弔問客を招いて行われるため、大規模な見送りとなります。
コロナ前まではこれが主流でした。
家族葬にされたとき、葬儀が終わったあとに生前中、故人と仲が良かった人が半年くらい「なぜ教えてくれなかったの」と弔問が続くことがありました。今はその傾向がなくなりましたが、やはり仲が良かったご友人らは寂しさは残るみたいです。
家族葬
故人や遺族が、親しい身内だけで静かに見送りたいと考える場合は、「家族葬」が選ばれる傾向にあります。
家族葬は、文字通り家族やごく親しい親族のみで執り行われるため、一般葬に比べて規模が小さく、費用も抑えられます。
近年、個人の価値観の多様化や、核家族化の進行に伴い、家族葬を選ぶ方が増えています。
故人や遺族が、親しい身内だけで静かに見送りたいと考える場合、近年は「家族葬」が選ばれる傾向が顕著になっています。
家族葬とは、その名の通り、故人の家族やごく親しい親族のみで執り行われる葬儀形式を指します。
とくに首都圏では半分近くが負担が少ない家族葬か一日葬などのご葬儀です。(一日葬は通夜をせず、葬儀・告別式のみ)。
一般葬に比べて参列者の範囲が限定されるため、規模が小さくなり、それに伴い葬儀費用を抑えられるという経済的なメリットも大きいのが特徴です。
そこで注意していただきたいのが、お葬式後でしか見えない費用です。
ご遺体の保管が長引いたときに発生する費用、通夜振る舞い、香典返し、宗教家へのお礼(戒名料など)など。
そしてお墓です。お寺に埋葬(納骨)される場合は寺院との関係も重要です。
更に都内では火葬料金もほかとは違います。
この家族葬の増加の背景には、現代社会における個人の価値観の多様化が挙げられます。
画一的な葬儀ではなく、故人の生前の意思や遺族の希望に沿った形で、よりパーソナルな見送りを求める傾向が強まっています。また、家計事情だけでなく、社会事情や生き甲斐により共働きもあります。
更に核家族化の進行も大きな要因です。
大家族が少なくなり、親族間のつながりが希薄になる中で、多くの知人・友人を招く一般葬よりも、身内だけで故人を偲ぶ形式が選ばれやすくなっています。
気遣いの軽減
基本的に家族葬は、参列者への気遣いや準備の負担が軽減されるため、遺族が故人とゆっくり向き合う時間を持てるという精神的な側面も重視されています。
例えば、通夜や告別式といった形式的な儀式にとらわれず、無宗教葬にて故人の好きだった音楽を流したり、思い出の品を飾ったりするなど、より自由な形で故人を送り出すことが可能です。
また、香典や供花の辞退を事前に明示することで、遺族の金銭的な負担だけでなく、参列者側の負担も軽減されるという配慮もなされることがあります。
しかし、前述の通り、家族葬を選ぶ際には、いくつか注意すべき点もあります。親族以外の故人の知人や友人への配慮が不足すると、後日、個別に弔問客への対応が必要になったり、一部の親族から理解を得られなかったりする可能性も考えられます。
家族で話し合いが必要
そのため、事前に家族間で十分に話し合い、親族には家族葬の意向を伝えて理解を得ておくことが重要です。会社関係者への配慮も必要です。
また、どこまでを「家族」とするか、どの範囲まで連絡を入れるかなど、具体的な線引きも事前に決めておく必要があります。
とくに注意することは、故人がどのようなお付き合いをされていたかが把握できないこともあります。とくに外交的なお方の場合や世話好きなお方の場合は注意が必要です。
家族葬は、形式にとらわれず、故人と遺族が心ゆくまでお別れをするための選択肢として、今後もさらに広まっていくと考えられます。
故人の人生を尊重し、遺族の心のケアにも配慮した、新しい葬儀の形として、その価値は高まり続けています。
直葬
そして、経済的な理由や、故人や遺族の意向で、宗教的な儀式を行わず、火葬のみを行う「直葬(ちょくそう)」を選択するケースも少なくありません。
直葬は、通夜や告別式を行わないため、最も費用を抑えられる葬儀形式です。故人が生前に「迷惑をかけたくない」と考えていた場合や、遺族が葬儀費用を最小限に抑えたいと希望する場合に選ばれることがあります。
こちらについても、安置(ご遺体保管料)などにもご注意ください。
このように、葬儀の形式は単に費用だけでなく、故人への感謝や最後の別れに対する「家族の想い」が深く反映されるとともに、現代社会においては「家計事情」も重要な決定要因となっているのです。
結論
どの形式を選ぶにしても、故人の意思を尊重し、遺族が納得できる形で故人を見送ることが何よりも大切だと言えるでしょう。
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調査機関によって数字は異なりますが、概ね50%くらいが家族葬だと認識されてもいいでしょう。
鎌倉新書の「第6回お葬式に関する全国調査」(2024年)
家族葬: 50.0%
一般葬: 30.1%
「小さなお葬式」の「第1回調査」
家族葬: 65.5%
一般葬: 19.5%
「1日葬・家族葬のこれから」の調査(2025年3月)
家族葬: 28.4%
一般葬: 63.0%
