空き家対策

相続で一番困るのが継承者がいない空き家です。
エンディング産業展や終活フェアでも空き家対策の方々が多く参加し警鐘を鳴らしてました。

総務省統計局のデータによりますと空き家問題は深刻化していると数字が出ています。全国平均で13.5%で、その中で山梨県がワーストワンで17.2%。

http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/topics/topi861.htm

さて、この活用を考えねばならないが、根本的に行政が動かないことに何もならない。
まず、個人情報保護により、持ち主か相続人しか連絡ができない。
民間で、誰がその空き家を持っているのかわからないことも多い。
それも、きちんと登記されていればの話しです。

相続税もバカにならないから放置したままのこともあるし、まして相続人がいない場合、お一人様でお亡くなりになったらそのままになってしまいます。
普通の人が信託l銀行できちんと処理をしているとは思えないので、認知症になったり突然死されたら、もうお手上げです。

空き家で一番の問題は治安です。
放火、勝手に住み着き、草ぼうぼう、建物崩壊などがあります。
今回もこの13.5%と言う数字、統計上の単なる空き家(誰も住んでいない)と言う数字にすぎないのですが、ここから、色々な条件(別荘だったり、建売住宅の未販売物件だったり)を差し引きますと、茅ヶ崎では5.8%と言う数字が出てました。しかし、これは近所の伊勢原市よりも高い数字で、行政も動かないとならないので今回、茅ヶ崎市がシンポジウムを開催しました。

やはり更に企業などのCSR (Corporate Social Responsibility) 企業社会責任などと上手くマッチさせて活動をする必要がありますが、これにも限界があります。
まして空き家対策は相続税だけではなく、継承した人が不動産売買の税金を廃止させない限りは放置したままだろうと強く感じました。

 

 

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